2019年9月現在、学生なら無料でWindows 10の正規ライセンスがMicrosoftから入手できます。
まえがき
昔はDreamSpark1、最近はMicrosoft Imagine2でそれぞれWindows 8.1 Pro3やWindows Server 2016のOSが入手できましたが、現在ではどちらも終了してしまいました。
結構前にMicrosoftのサイトをうろうろしていたら今度は最新のWindows 10のライセンスを貰えることを発見してしまいました。まだほとんどの人に知られていないようなので紹介します。
【朗報】学生無料Windows10ついに登場!
— ℳi (@tkg5th) 2019年8月13日
過去に貰えたWindowsServer2016やWindowsEm8.1に加えて、
・Windows10 Pro,Education
・Windows8.1
・WindowsServer2019
・Windows10 Mobile
・VisualStudio Enterprise 2019
・Sharepoint Server, Project Pro, Visio
などが貰える!https://t.co/jFKqAkGdOq pic.twitter.com/kiCm7i6qt9
前から知られている方法として学校がOnTheHubに登録されている場合は、学校によってWindows 10 Educationなどのライセンスを利用できます。(方法1)
これに登録されていない学校、例えば(私立の薬科大学、歯科大学のような)IT系とは遠い学校はWindows 10のライセンスを学生でありながら貰えないという状況でしたが、今回はその場合のライセンス入手方法を紹介します。(方法2)
注意:ここで入手できるライセンスで認証したOSやソフトウェアは商用利用することはできません。商用利用する場合は正規のライセンスを購入してください。
方法1
こちらのサイトで国、学校名、所属を選択すると所属大学のサイトで入ることができ、大学アカウントでサインインすると購入が可能になります。
ただしこのような表示になった場合は方法1でライセンスをもらうことはできない。
方法2
こちらから右上の「ポータル」に進む。
ここで学校のメールアドレスを入力すると組織のサインイン画面に切り替わるのでログインする。
各種登録を済ませてMicrosoft Azureのポータル画面になったら上部の検索窓から「Education」と入力、「Education(プレビュー)」を選択。
背景色(テーマ)は設定で変更できる プレビュー内の左ペインから「ソフトウェア」を選ぶと利用できるソフトウェアが現れる。
ほしいソフトウェアを選び、「キーを表示する」を選択するとライセンスキーが現れ、「ダウンロード」を選択するとソフトウェアがダウンロードされる(Microsoft Hyper-V Serverなど、「キーを表示する」がないものはもとから無料なのでキーなしで利用できる)。
注意:たくさんライセンスをもらおうとすると一時的に利用停止措置を食らうので「欲しい物だけを時間をあけて」もらう。もし利用停止を食らったら1週間ほどするとまたもらえるようになる(はず)。
ちなみにプレビュー内の左ペインから「学習」を選ぶと、ニューラルネットワーク構築やPythonでのマシンラーニングなどの実践的な学習ができます。
追記 (2020/01/08)
ブロガーのNAOさん(Youtube)から「Windows10がもらえない場合がある」という情報提供をいただきました。詳しくはわかりませんでしたが、学校で「Office365」のようなオプション契約をしていない場合はもらえない場合があると思われます。
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DreamSparkは現在リンク切れ↩
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Microsoft Imagineに飛ぶとリダイレクトされる↩
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正確には「Microsoft Embedded 8.1 Industry Pro with Update」、方法2で現在も入手可能↩