E495とE595のファントムレターバグ他が修正されました。
概要
E495とE595で発生したファントムレターバグが1月20日に配布開始されたBIOS v1.12で修正されました。
修正内容は「R」「T」「Y」を同時に押すと「U」が入力される、いわゆるファントムレターといわれる現象の修正です。また、なぜかリリースレターのSummary of Changesに書かれていませんが、特定のキー3つの同時押しでビープ音が発生していた現象も(自機で以前ビープ音が発生したキーの組み合わせについては)修正されているようです。
追記 2020/02/02 2:00 ビープ音の問題は「W」「A」「S」や「W」「X」「右Shift」などでまだ解消されていませんでした。他の一部キーの組み合わせでは修正されているようです。
リリースレターはこちら(テキストファイル直リンク)。
追記 2020/06/06 2:00 4月13日に配信されたv1.16で「J」「O」「U」を入力すると「L」が「O」と「U」の間に挿入されてしまうファントムレターが修正されました。同時にTPMファームフェアの脆弱性(CVE-2019-16863)とその他2つの脆弱性を修正しました。これはいわゆるタイミング攻撃によって攻撃者が秘密鍵を取得できてしまう危険な脆弱性の修正のため、ファントムレターの修正はどちらかというとおまけです。それに伴い、脆弱性を突くことができる旧BIOSにロールバックするのを防ぐBIOS設定が追加され、標準で有効にされています。それ以外の修正・追加項目は下記リリースレター参照。
リリースレターはこちら(テキストファイル直リンク)。
アップデート方法
Lenovo Vantageからアップデートすることができます。再起動が必要になるので他のアプリをすべて終了してから行ってください。時間はそこまでかかりません。
Lenovo Vantageが利用できない場合はLenovo公式サポートからBIOSアップデートユーティリティをダウンロードしてください。
注意点
BIOSアップデートは自己責任です。サポート対象外になる可能性があります。
また、v1.12でBIOSに機能追加された「UMA Frame buffer Size」の設定をいじるとOSが起動しないことがあったので下手に触るのはやめておいたほうがいいです。
いじってOSが起動しなくなった場合は起動時に「F1」でBIOSに入ってから「UMA Frame buffer Size」を既定値に戻せば再起動2回くらいで直ると思います。経験談なので直らなくても責任を負いません。